1.電子部品メーカーS社
(業務内容)
S社では、海外の電子部品メーカーの日本法人として設立されました。国内の電子部品卸売企業向けに代理店契約を行い、海外からの輸入商品を代理店に提供しています。電子部品であるため、アイテム数が2000程度あります。
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(問題点)
商品が電子部品であることから、品番が細かくなり、在庫管理が煩雑となり、不要在庫や受発注ミスが発生しやすい状況にありました。
(改善案)
受発注業務をASPに移管することにより、代理店からの発注をすべて、WEB画面から行うようにしました。また、在庫管理を倉庫会社に委託しました。
その結果
1.代理店が直接入力するため受発注ミスがなくなった
2.成田倉庫から直接代理店に搬送されるため、納期が短縮された。
3.受発注入力業務が削減された。
4.付帯して、人件費の大幅な削減ができた。
デメリットとしては、外部への委託コストが増すこととなりましたが、人件費やその管理コストの削減幅からみれば僅かなコスト増にとどまっています。当社の前身企業からの運用ですが、2000年問題に対応して、いち早くASPを導入したことにより、導入後8年を経過した今でも問題なく稼働し、経営の安定化に役立っています。
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2.学習塾T社
(業務内容)
T社では、約200の拠点で2000人規模のアルバイトが働いています。
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(問題点)
給与締日から、支払日までの期間が短かく、その上複雑な給与体系であるため、パッケージシステムでは、対応が不可能でした。そのため、本社によるチェック作業を行うために人事部門の大幅な残業が発生していました。
(改善案)
ASPにより、現場での勤怠入力・上長承認などの機能を付け、給与体系に合わせた個別システムを制作しました。そのことにより、締日から、3営業日での計算完了が可能となりました。また、給与計算システムとのデータ連動を行うことにより、本社での入力作業がほとんどなくなりました。そのため、人件費の削減、データの確認作業などの経費削減効果が現われてきました。 |
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